〜タケダワイナリーのホットな裏話を毎回楽しくお伝えします〜
菅井由美子さんはタケダワイナリーの葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでいろんな仕事を経験した山形市在住の主婦です。子育てをしながらワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えします。
Vol.30【2009年秋号】 のMENUは・・・
■ 菅井由美子のワイナリーひとり探検隊
  ■ おすすめワイン
■ スタッフ紹介



東北は梅雨が明けぬうちに立秋です


 カラ梅雨かと思われた6月、さくらんぼに高温障害が出た7月上旬を経て、その後雨降りが続き、暦の上では秋になってしまいました。盆地の夏は蒸し暑いとはいえ、今年のジクジクはひとしおです。
 せめて食卓では季節感を大事にしたいですね。
 タケダ営業荒井氏曰く「まだ秋の“食べた記・飲んだ記”をやっていませんよ。」全季節制覇か!?秋はなんでも美味いのです。私の話等不要と思うが…。

 
■8月4日/蔵王スター 特別限定醸造ワイン〔白・甘口〕
 山形の郷土料理“いも煮”(上山市・山形市周辺バージョン)。シンプルで本当に美味しいので作ってみて下さい。鍋一つでOKです。
(1)鍋で日本の牛肉を砂糖と醤油でサッと炒り、肉が赤いうちに取り出す。
(2)ちぎって湯がいた平こんにゃくを入れ、炒りつけ下味をつける。
(3)(2)に水を入れ、混合節などでだしを取り、里芋を煮る。
(4)里芋が軟らかくなったら、酒・砂糖・味醂・醤油で味付けをする。肉を戻し、長葱を入れる。以上
 ゴボウや舞茸、しめじを入れても美味しい。葱は煮過ぎないこと。旨いに決まっている黄金の食べ合わせです。
 
■8月6日/蔵王スター 特別限定醸造ワイン〔白・甘口〕
 このワインは特に野菜と合う。今日は農家の伯母にもらったスペシャル玉葱が主役。肉厚でザックザックした歯応えの玉葱を厚さ15mmの輪切りにし、フライパンで焼く。ウチの茄子も焼く。それらに和風豚ひき肉あんを掛けて食べる。菜のおひたし、漬物、完熟トマトと野菜尽くし。ワインと野菜が、お互いのコクを引き出しあう感じ。普段の惣菜に合わせやすいワインです。
 
■8月6日/サン・スフルシードル
何にしよう?シードルの故郷・仏北部は乳製品をよく食べるそうだ。
 玉葱と舞茸のホワイトソースを鶏胸肉のソテーにたっぷりかけて頂く。コンソメをあまり使わず、敢えて素朴な印象のソースを作る。
 「これだ!」あまりに美味しくてカパカパ飲んでしまいました。正直、「林檎酒かあ、合わせ難い。」と思っていましたが、なんの。やはり立派な食中酒です。
 
■8月9日/ドメイヌ・タケダ ブラック・クイーン古木
 これは鉄分豊富なお肉を合わせたい。
 今日は牛のハツ・レバー・モモステーキを用意。モモ肉は塩味、他は醤油味にする。鉄鍋で焼いて皿に盛り合わせる。
 いやあ、旨い!特にレバーとの相性が良いと思う。他はワインの力強さに負けてしまった。
 B.クイーン万歳!大好きだ。でもまだ硬いかな?
 
■8月12日/ドメイヌ・タケダ ブラック・クイーン古木
 開いて飲み時になった。拍子木切りしたエリンギと食べ易くカットした鶏レバー其々に、ベーコンを巻く。アスパラガス、鶏ハツと串に刺し塩少々胡椒で焼く。残ったレバーはニンニク・生姜・長葱を使い「ばば煮」にする。―菅井家では、田舎のおばあさんが得意とするであろう醤油味の、佃煮一歩手前的な煮物をそう呼ぶ。私が得意と言える料理のひとつだ。
 串焼きは美味しく、ちょっと洒落ている。ワインにも合う!が、「ばば煮」の方がこのワインにはまっている感じがするのはなぜだろう。ローカルワインの地力? 




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