〜タケダワイナリーのホットな裏話を毎回楽しくお伝えします〜
菅井由美子さんはタケダワイナリーの葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでいろんな仕事を経験した山形市在住の主婦です。子育てをしながらワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えします。
Vol.27【2008年冬号】 のMENUは・・・
■ 菅井由美子のワイナリーひとり探検隊
  ■ おすすめワイン 笑顔こぼれる まごころギフト
■ 中野くん的のーみん生活〜其の壱〜



赤ワインの仕込み
 「赤ワインの色はどうやって付けるの?」
 ワイナリーへ見学に来た小学生から必ず出る質問だそうです。
そうか、近頃の子供は花をすり潰して色水を作ったりしないのね。あれは葡萄の皮の色です。でも、同じ葡萄を使って白ワインも造ります。違いのヒミツは“仕込み”にあります。
 葡萄の皮の色が黒く(濃く)ないと、赤ワインになりません。これが大前提です。
 では、タケダ“赤ワインの仕込み”をご案内します。

(1)果実の選別
未熟・傷みのある実を厳しく取り除く。赤は特に原料の出来が味に出るので気を遣う。社長曰く「選果の厳しさは業界トップレベルと自負してい ます。」タケダ全銘柄に行っているそうです。

(2)茎を除きタンクへ
除茎破砕機にゆるくかけ、実・皮・種すべてをタンクに入れる。これで色が付くのです。

(3)酵母と出会う
タケダでは可能な限り野生酵母での発酵を行います。“野生酵母”とは、畑で付着した自然の酵母菌。培養菌と比べ、より自然な味わいの“地ワイン”が出来ます。しかし繁殖力が弱く管理がとても難しい。タンク中の様子をまめに見て、必要があれば培養酵母を植えます。

厳しく選果を行う

(4)醸し
発酵が進み発生した炭酸ガスにより、果汁の上に皮などの固形物が浮いてくる。これをシャポー(帽子)と呼びます。これが果汁のフタになり酸欠を起こすのを防ぐ為、長い棒で突き(ピジェ)、ポンプを使いタンク内の果汁を循環(ルモンタージュ)させます。繊細な味を要求されるシャトー・タケダは、ピジェの回数を増やしルモンタージュは行いません。ポンプを通る際に少し加熱されるのを避けるためです。

(5)フリーランを抜く
絞りを掛けない果汁はフリーランと呼び、エレガントなワインになります。樽熟成させるものはそのままオーク樽へ、他は別のタンクへ移します。

(6)プレスランを採る
シャポーを圧搾機にかける。こちらはプレスラン。力強いワインです。選抜きの葡萄を搾ったのもはエグ味がほとんどありません。フリーランと分けて別タンクに入れます。

(7)瓶詰め
収穫した畑毎のフリーランと、葡萄の種類分のプレスランがあります。それらをブレンドし瓶詰めします。後は飲み頃が来るまで地下セラーで保管されます。

「分析データは参考にしかならない。どの工程でも判断は人の五感です。
ワインの声に耳を傾けるような気持ちで接する事、たくさん対話する事。
これが現在のうちのワイン造りです。」
そう言った社長の顔には頑固職人の自信と輝きがありました。


ピジェをする




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