〜タケダワイナリーのホットな裏話を毎回楽しくお伝えします〜
菅井由美子さんは昨年の秋にタケダワイナリーの葡萄収穫を体験し、その後もワイナリーでいろんな仕事を経験した山形市在住の主婦です。子育てをしながらワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えします。
Vol.6【2003年秋号】 のMENUは・・・
■ ワイナリーひとり探検隊!
■ スタッフ紹介−村田弘明(むらたひろあき) 氏−
■ ワイナリーの裏話・・・

「真っ赤に燃える太陽とほとんど会えなかった今夏」
−東北の稲が10年ぶりの不作となりそうだとニュースで流れています−
他の作物も例年通りとはいかない様です。ある果樹農家の方にお会いした時、「今年はいかんねぇ。特に葡萄は全くだめだなぁ。」とおっしゃっていました。大変だなぁと心配しつつ、取材に訪れました。「おかげ様で、ウチの葡萄はまあまあといった出来ですね。」あら、ほんと?では、今回は「雨と葡萄」について教えて頂きましょう。
皆さんは生食用葡萄の畑をご覧になった事はありますか?「近くに農地はないわ。」とおっしゃる方でも、観光葡萄園の写真などで御存知かと思います。棚作り葡萄樹は、ビニールハウスが掛けてあり、直接雨があたらない様(レイン・カット)になっています。さらに、高級葡萄ともなると、一房一房に紙袋が被せてあるのが普通です。生食用は“見た目”も重要なので特にその必要があります。ワイン用葡萄でも所によってはビニールハウスが標準だそうです。なぜ、それ程に雨を嫌うのでしょう。「成熟期は味が薄く(水っぽく)なる為、雨そのものも歓迎しませんが、一番こわいのは、水気(雨)を媒体として葡萄に病気が付く事です。病気というのは“菌”です。菌は水気のない所では元気がありません。たとえ、部分的に病気が発生したとしても、乾いていれば畑全体がやられる事はないのですが、雨で濡れると、それが広がってしまう恐れがあります。」タケダの葡萄畑は、かき根仕立ては勿論棚作りもビニールハウスはありません。雨除けは全くしていませんね。「専門的は話になりますが、葡萄栽培には年間800mmの降水量が必要といわれています。これに対し山形は1200mmですが三分の一は雪ですから、雨量としては800mm。決して多くはありません。問題は降る時期です。欧州は5月が雨期にあたり開花前に降ったら終わりと、非常に望ましい環境にあります。日本は雨期・乾期という気候ではないので、そこが難しいわけです。まあ、山形の場合、夏にジクジクと降り続く雨はまずありませんから、果物栽培に適している土地といえるでしょう。適地なのだから徹底した畑の管理をすれば、健康な樹が育ち実りがあるとウチでは考えています。」「人間と同じで、過保護にするとたくましさに欠けた樹になってしまう。土の質、均等に行き渡る太陽光と風通し。早めにまわりの環境を整える様にして、本人(樹)にはあれこれ手を掛け過ぎない様にしています。」それにはじっくり注意深い観察が、まず大事だそうです。―“手を掛けずに目を掛けろ”何だか最後は耳の痛い話になってしまいました。

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