Winery通信 WINTER Vol.66
ワイン用ブドウ品種とは、O.I.V.(Organisation International de la Vigne et du Vin 国際ブドウ・ワイン機構)が認めて登録した葡萄を指します。
国際ブドウ・ワイン機構は、フランスに拠点を置く研究機関です。葡萄品種や葡萄栽培などワイン造りに関する研究のほか、ワイン醸造、ラベル表示などに関する基準の判定を行っています。
EUでは、このO.I.V.に登録されている葡萄だけが表ラベルに品種名を記載できます。日本葡萄では2010年に白ワイン用の《甲州種》、2013年に赤ワイン用の《マスカット・ベリーA種》が登録されています。主に、輸出され海外で並ぶ際に関係してくるものです。
これからも、登録の有無にかかわらず品種による特徴、同一品種にあっても産地によるキャラクターの違いを楽しんでいただければ幸いです。
菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から高校生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。