ワイナリー通信

変幻自在「やまがたワインバルinかみのやま温泉」

Winery通信 SUMMER Vol.64

2014年から、かみのやま温泉を舞台に開催されている「やまがたワインバルinかみのやま温泉」。昨年は初の二日間開催でした。今年は二日目をワインツーリズムに充て、舞台を広げパワーアップします。

と耳にし「詳しくおせーて!」タケダワイナリーに押しかけました。岸平ご夫妻から伺った<2018年のワインバル>はこんな感じ。

 2018年7月7日(土)初日 ワインバル

上山城を中心に、ワインメーカーとフード店のブースが並びます。今年は過去最大、地元山形県や上山市に縁のある28ワイナリーが参加。音楽ライブや浴衣コンテストがあるほか、浴衣を持参すれば無料で着付けをしてくれるコーナーもあります。ワイナリーの人達と話をして、お日さまの下で飲むワインは格別です。

 7月8日(日)2日目 ワインツーリズム

『当日限定のワイナリーを巡るバスに乗り、上山市と南陽市のワイナリーや葡萄畑を周ります』とチラシにある。はとバスの醸造所バージョン?と思ったら、もっと自由度の高い旅のようです。

かみのやま温泉駅・赤湯駅を起点とし、各ワイナリーや観光名所に臨時の専用バス停が出来ます。朝9時頃始発、その後45分間隔で6台のバスが巡回。パスを持っている人はどの便に乗っても、どこで乗っても降りても自由。各人が思い思いに楽しむことが出来ます。

迎えるワイナリー側も、それぞれ工夫をこらした企画を考えているところだそうです。(取材した5月初旬現在)

タケダワイナリーでは、時刻を決めて、案内人付きのワイナリー見学会を複数回開きます。有料試飲と、山形市の人気イタリアンレストランやパン屋によるマルシェも開催予定。

また、ワインツーリズムのオプショナルツアーとして、タケダワイナリーの蔵座敷でランチをいただく人数限定企画もあるとか。こちらは栽培醸造責任者である社長・岸平典子氏による案内のメーカーズランチです。山形市で人気のレストランが出張料理を提供します。市場では手に入り難いスペシャルワインが出るかもしれません。

 

酒井ワイナリー.JPG大浦葡萄酒.JPG南陽市は、山形県で一番古いワイナリーである酒井ワイナリーなど、複数の醸造所があります。しかも、温泉街兼生活の場に、ワイナリーが何軒もあるおもしろいところ。大きな神社の門前に温泉旅館、民家、辛味噌で有名なラーメンの本店、呑み屋、米沢牛コロッケを売る肉屋、そば屋、足湯、市立図書館と同じ場所にワイナリーが並んでいる。映画の舞台に入ったようで不思議な感じです。

「訪ねて下さる方に楽しんでいただけるように企画中です。」と、酒井ワイナリーの社長夫人がおっしゃっていました。

私も二日間参加予定です。どうぞ暑い山形にお越しください。お待ちしております。

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著者プロフィール

菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から高校生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。