ワイナリー通信

こちらもご覧あれ 【2018夏編】

Winery通信 SUMMER Vol.64

「WINES of JAPAN 日本のワイン」

 

著:髙橋梯二 原田喜美枝 小林和彦 齋藤浩

イカロス出版 定価 2,300円(税抜)

 日本のワインを世界に売り出さんとするお国の方針を受け、ワインを巡る規定がいろいろ定められ、表示法も変わり、施行される今年。外国人、もしくはその案内人むけに日本のワインとワイナリーのガイドブックが出ました。

 なんと、ページ見開きで和英併記になっております。山梨、長野、山形、新潟、北海道と東日本のワイン造りについて、由来・品種・現況を紹介。ピックアップした何軒かのワイナリーを取材しています。タケダワイナリーではワインコンクールに参加していない事にも触れてあり、国内向けのガイドブックとは少し視点が異なる印象をうけました。

左に和文、右に英文の構成で文章が対になっていますので、英語の勉強にもなります。

和英対訳 A Comprehensive Guide to Wines and Wineries of Japan

なにしろうまい 【2018夏編】

Winery通信 SUMMER Vol.64

 

タケダワイナリーうまい ブラン.JPG

ブラン・ド・ノワール樽熟成[辛口]

はい、出ました。タケダしかやらないかもしれない、ピンク色の白ワイン。ロゼではありませんので、合わせる料理も《白用》と考える事が肝要です。

玉ねぎの蒸し焼き。茹でアスパラガスと拍子木切りの長芋、だし巻き卵は薄味に。鶏むね挽肉・豆腐・塩・小ネギ・ミョウガをこねてタネを作り、大葉を貼り付けフライパンで焼いた鶏つくねの大葉焼き。ワインの優しい風味を損ねない和食を合わせてみました。

タケダワイナリーうまい ルージュ樽熟.JPG

ルージュ樽熟成 赤[辛口] 

夏は"辛いがうまい"が、赤唐辛子の刺激はこのワインの味を判りにくくしそう。ワサビなら舌に残らず利用できるか?長芋にワサビ醤油。油をひいて焼いた茄子には田楽味噌。切干し大根煮は合うが、卵黄味噌漬けはイマイチだった。メインはフリット。ズッキーニを長さ60㎜×巾20㎜に切り少しの塩をしておく。豚バラ薄切りをくるくる巻いて黒胡椒(粗挽き)を大胆にふり、フリット衣をつけて揚げる。うまい~!油と相性のよいワイン。

 

お客様の声 【スクリューキャップのワインも保管は寝かせるのがいいのでしょうか...?】

Winery通信 SUMMER Vol.64

 

ワインは横に寝かせて保存すると聞きます。スクリューキャップのワインも寝かせるのがいいのでしょうか?現在、立てて室内に保管していますが・・・。(山形県 K様)

 

 いつもお引き立て頂きありがとうございます。ワインを寝かせて保存するのはコルクを常に液体に触れさせ、コルクの乾燥をを防ぐ為です。乾燥してコルクが縮むと瓶内に酸素が多く流入し、ワインの劣化につながりますので、コルク栓の場合は寝かせての保存となりますが、ステルヴァンを使用したワインは立てて保存できます。

 これからの季節は温度にご注意願います。保存のポイントは次の通りです。

①室温は15℃前後(±5) ②ニオイが無い暗い所 ③振動が無いこと

冷蔵庫は振動しますので抜栓後など一時的保管はできますが、長期間の保存には向きません。夏を越える保存には市販の家庭用セラーもあります。弊社商品は酸化防止剤やろ過を最小限にとどめているため、特にデリケートな造りになっています。扱いにくい面もありますが、この造りだからこそ出来た美味しさをお楽しみいただけたら幸いです。

変幻自在「やまがたワインバルinかみのやま温泉」

Winery通信 SUMMER Vol.64

2014年から、かみのやま温泉を舞台に開催されている「やまがたワインバルinかみのやま温泉」。昨年は初の二日間開催でした。今年は二日目をワインツーリズムに充て、舞台を広げパワーアップします。

と耳にし「詳しくおせーて!」タケダワイナリーに押しかけました。岸平ご夫妻から伺った<2018年のワインバル>はこんな感じ。

 2018年7月7日(土)初日 ワインバル

上山城を中心に、ワインメーカーとフード店のブースが並びます。今年は過去最大、地元山形県や上山市に縁のある28ワイナリーが参加。音楽ライブや浴衣コンテストがあるほか、浴衣を持参すれば無料で着付けをしてくれるコーナーもあります。ワイナリーの人達と話をして、お日さまの下で飲むワインは格別です。

 7月8日(日)2日目 ワインツーリズム

『当日限定のワイナリーを巡るバスに乗り、上山市と南陽市のワイナリーや葡萄畑を周ります』とチラシにある。はとバスの醸造所バージョン?と思ったら、もっと自由度の高い旅のようです。

かみのやま温泉駅・赤湯駅を起点とし、各ワイナリーや観光名所に臨時の専用バス停が出来ます。朝9時頃始発、その後45分間隔で6台のバスが巡回。パスを持っている人はどの便に乗っても、どこで乗っても降りても自由。各人が思い思いに楽しむことが出来ます。

迎えるワイナリー側も、それぞれ工夫をこらした企画を考えているところだそうです。(取材した5月初旬現在)

タケダワイナリーでは、時刻を決めて、案内人付きのワイナリー見学会を複数回開きます。有料試飲と、山形市の人気イタリアンレストランやパン屋によるマルシェも開催予定。

また、ワインツーリズムのオプショナルツアーとして、タケダワイナリーの蔵座敷でランチをいただく人数限定企画もあるとか。こちらは栽培醸造責任者である社長・岸平典子氏による案内のメーカーズランチです。山形市で人気のレストランが出張料理を提供します。市場では手に入り難いスペシャルワインが出るかもしれません。

 

酒井ワイナリー.JPG大浦葡萄酒.JPG南陽市は、山形県で一番古いワイナリーである酒井ワイナリーなど、複数の醸造所があります。しかも、温泉街兼生活の場に、ワイナリーが何軒もあるおもしろいところ。大きな神社の門前に温泉旅館、民家、辛味噌で有名なラーメンの本店、呑み屋、米沢牛コロッケを売る肉屋、そば屋、足湯、市立図書館と同じ場所にワイナリーが並んでいる。映画の舞台に入ったようで不思議な感じです。

「訪ねて下さる方に楽しんでいただけるように企画中です。」と、酒井ワイナリーの社長夫人がおっしゃっていました。

私も二日間参加予定です。どうぞ暑い山形にお越しください。お待ちしております。

なにしろうまい 【2018春編】

Winery通信 spring Vol.63

 

タケダワイナリー ブラン[白・辛口]タケダワイナリー白.JPG

春らしく山菜の苦みを合わせる。山ウドを皮つきのままナナメ薄切りにし、薄切りのこんにゃくと共に辛子酢味噌であえる。鶏手羽先の唐揚げ、白菜漬けと並べる。そら豆、かぶ、人参、エリンギ、パプリカをオーブン焼きにし、オリーブ油+モルトビネガーをつけて食す。すっきりした飲み口がとてもいい。べらぼうに旨かったのは『しょうが みそら漬け』!山形県鶴岡市の老舗つけもの処本長の味噌粕漬け。甘辛の生姜で1本飲めそう。

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タケダワイナリー ルージュ[赤・辛口]タケダワイナリー赤.JPG

しっかりした味の赤に中華を合わせる。舞茸と豚ハツを刻んで入れた麻婆豆腐は、豆板醤をちょっと多めに。にんにくと塩で焼いた豚レバーは仕上げに花椒(ホアジャオ)をふる。味のインターバルとして焼き芋を添える。

ワインがフルボディだったらむしろ合わないだろう組み合わせだが、これには大変美味しい。舞茸が良かったのかな?秋田のだまこ鍋(きりたんぽ鍋)も試してみたいな。

お客様の声 【スクリューキャップの開け方について】

Winery通信 spring Vol.63

 

スクリューキャップって開けにくいけど、どうすればうまくできますか?(福島県 T.O様)

 

いつもご愛飲いただきありがとうございます。新タケダワイナリーはワイン専用スクリューキャップ、ステルヴァンを使用しています。これにより、コルク不良の心配もなくなり、純粋にワインの香りをお楽しみいただけるようになりました。

開け方のご説明をいたします。力も要りませんので、女性も簡単に開けることができます。

瓶口を見ていただくと、ガラス瓶のネジ切り部分のすぐ下に、ステルヴァンに切り込みが入っている箇所があります。その下の凹みが留め具の役割を果たしますので、瓶首の文字の入った部分は上に上がってきません。

 

①     ステルヴァン全体に手を掛け、瓶底を持ちます。

②     そのまま反時計回りにステルヴァンを回します。この時、無理にネジ切り部分だけを押さえつけず、ステルヴァン全体を回して下さい。

③     ネジ切り部分だけが上に上がり、開栓します。

特に音もなく開きます。金属で手を切らないようお気をつけください。

良い例                                悪い例

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これが新タケダワイナリーシリーズです

Winery通信 spring Vol.63

 

店頭でも並び始めた新タケダワイナリーシリーズですが「リニューアルの全体像がミエナイワ」と思われている方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は2018年春からの新ラインアップをご紹介いたします。

★タケダワイナリーシリーズ

 ①タケダワイナリー750 

 ②タケダワイナリー375

  ブラン[白・辛口]/ルージュ[赤・辛口]/クリオエクストラクシオン[白・甘口]

 ③サン・スフル 白[発泡]/赤[辛口]/シードル[発泡]/ロゼ[発泡]

 ④樽熟成 ブラン・ド・ノワール[白]/ルージュ[赤]

 ⑤KAMIOGINOTO 843-5 [赤・樽熟成] 

 ⑥アストール 白[極甘口]/赤[甘口]

    ※   は2018年3月現在品切中

以上が現在のワインリスト(一部在庫切れを含む)です。①と②は同じワインのフルボトルとハーフ。これに、『蔵王スター 一升瓶 [白・ロゼ]』が加わります。

『蔵王スター』の終売に伴い姿の見えなくなったアイテムがあります。お気づきになりましたか?

『アイスワイン白・ロゼ』です。人気商品をやめた理由を典子社長にお聞きしました。

岸平「国際的なワイン法では"アイスワイン"を名乗れるのはドイツ等の限られた地域で醸造される、樹上で自然凍結した葡萄から造ったワインだけです。『蔵王スターアイスワイン』は人工凍結によるものですが、この規定が出来る前から既に販売しております。不利益不遡及(ふりえきふそきゅう)によりこの名で販売を続けていましたが、この度の"果実酒等表示基準"を鑑みて、やはり正したいなと。『クリオエクストラクシオン』は日本語で『人工凍結濃縮法』となります。"蔵王スター白甘口"の位置にこのワインを入れました。従来の"蔵王スターアイスワイン"と比べて濃縮度をアップさせています。」

凍った葡萄を自然解凍させつつ搾りますが、融かし具合で濃縮度を調整するそうです。生の果実を原料にした場合にくらべ、採取できる果汁の量が少ない。濃縮度を上げればさらに少なくなるので贅沢な造りですね。

 2017年のワイン造りは「チームとしてアグレッシブな仕事だった」と典子氏は言います。

岸平「"蔵王スター"に沿わなくては―という決まりからはなれて、いちばん美味しいをまっすぐに目指した。」

 "蔵王スター"の名が外れたことで得た自由があったとは。慎重派のスタッフも新たな技術に挑む等攻めのワイン造りが出来た。

 典子社長の自信がうかがえる言葉通り、新タケダワイナリーはテーブルワインを超えた1本だと私も思います。

 

こちらもご覧あれ【2017冬編】

Winery通信 winter Vol.62

 

「dancyu   DECEMBER  2017  」

プレジデント社 定価880円(税込)

 

やってくれました。ダンチュウ12月号のサブタイトルは『made in Japan大特集。いま輝いている日本のワイン、チーズ、ジビエ‼』 ムック本かと思いました。

ワインに関するページでは、日本ワインと外国ワインの違い、今注目の日本ワイン産地、葡萄の品種、楽しみ方、日本ワインのスタンダード40本―とあらゆる角度からアプローチ。dancyuらしい欲張りさ。中でも私が注目したのは「日本人のためのワイン・アロマホイール」。ワインの香りから合う料理を探るというもの。タケダは日本ワインのベーシック10本にサン・スフル白、など複数登場です。チーズもジビエも一冊丸ごと楽しい。一家にひとつ、保存版ですな。

 

 

「ヴィノテーク 2017.10 No.455  」

株式会社ヴィノテーク 定価1,188円(税込)

 

レストランやバル等のプロフェッショナル向けの雑誌。ソムリエの第一人者・田崎真也氏が発行人です。

今号は『赤ワインの現在地 マスカット・ベーリーAとツヴァイゲルトの明日』のサブ・タイトルのもと、『日本の赤ワイン』特集です。日本の赤ワイン品種のうち、ツヴァイゲルトとベリーAに注目。日本のトップ・ソムリエ3人が各社のワインを利き、表現しています。また、栽培醸造の地をじっくり取材しています。タケダのベリーA古木が、如何にして現在に至るのかもわかりました。ワイン文化の王道。

 

なにしろうまい 【2017冬編】

Winery通信 winter Vol.62

 

HP蔵王スター特別限定2017赤.jpgタケダワイナリー 蔵王スター特別限定醸造ワイン[赤]

寒くなってくるとこっくりした味が恋しい。デミグラスソースの煮込みハンバーグに温泉卵を添え、絡めながら食べる。このワインは卵黄と合うのだ。さつま芋のホイル包み焼きを輪切りにし、クリームチーズをのせて付け合わせにする。湯通しキャベツと自家製チキンハムのサラダをどんっと並べ、帰りが遅かった日メニューの完成。

限定醸造 赤.JPG

 

 

 

 

HPサン・スフルデラウェア種2017白.jpg

 

 

タケダワイナリー サン・スフル[白]2017年収穫

出来立てホヤホヤのサン・スフル白は何と言っても香りが好き。特に今年はすだちのような日本柑橘の爽やかな渋味が良い。思い切って魚を合わせてみよう。サワラとキノコの春巻き。サワラ(生)と、エリンギ・しめじ・椎茸、セロリ、玉葱を適当に切り、おろし大蒜、牡蠣油、カレー粉(少量)、黒胡椒で味付け。軽くレンジにかけ、冷ます。これを春巻きの皮で包み揚げる。おお!イケるイケる。

うまい サン・スフル白.JPG

 

 

お客様の声 【ブドウとキジがモチーフのロゴマーク、何か意味があるの?】

Winery通信 winter Vol.62

 

タケダワイナリーシリーズのブランドリニューアル、楽しみにしております。

ところで、ロゴマークはいつも「ブドウ」と「キジ」のモチーフですが、何か意味があるのですか?(山形県・K様)

 

 いつもお引き立ていただき、ありがとうございます。

ワイナリーに春から夏頃にお越しいただくとお気づきになるかもしれませんが、自社のブドウ畑には昔から雉が沢山いて、ケーンケーンという鳴き声がよく響きわたっています。

 雉は、環境汚染などに敏感で、住む場所を選ぶといわれています。"雉も生育できる良い環境を守りながら、ブドウを作っていかなければいけない"これを忘れないようにと、先代社長・武田重信が「ブドウ」と「キジ」を当社のマークと決めたのが始まりです。新しいシリーズでもこの思いは変わらずに、皆様に美味しいワインをお届けできるように頑張っていきたいと思います。

 

 

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著者プロフィール

菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から中学生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。