・・・6回連載で「タケダワイナリーの歴史」をご紹介しています・・・
VOL.1 沖の原からの移住 開墾 作付 2002.4.1 公開
VOL.2 醸造試験場、シャトーマルゴーとの出会い 2002.4..15公開
VOL.3 タケダワイナリー、シャトータケダの誕生 2002.4.30公開
VOL.4 《キュベ・ヨシコ》 2002.5.13公開
VOL.5 若い世代、継承と改革 2002.5.27公開
VOL.6 歴史の礎 2002.6.10公開



HISTORY Vol.4

「《キュベ・ヨシコ》」

  タケダワイナリーの歴史を考える時、重信の葡萄栽培への情熱はさることながら、しかし、その業績を影になり日向になり、皆の中心にたって支える者がいたはずです。
それが、妻の良子でした。彼女は上山市より北西の寒河江市の富裕な商家に生まれ、小さい時より“良い品物を扱うこと”を見て触れて育ったのです。嫁ぐまでは、実家の店で、天性の商業センスで敏腕をふるっていました。ワイナリーに来てからは、それを生かし資金繰はもちろん財務、経理の近代化を行い、ワイナリーのPRに携わり、見学コースをつくるなど、葡萄とワイン造り以外に関するワイナリーの発展は、彼女に負うものが大きいといえるでしょう。その良子が一番印象にあるのは、火災時のことです。「その時、タケダはもうだめだと言われたのよ。でも従業員さんは誰一人辞めずについてきてくれたの。うれしかった。」会社とは人だという良子らしい言葉です。
タケダワイナイリーは、1989年に日本で始めての本格的ないわゆるシャンパーニュ製造に成功します。昔から女性が好んだシャンパン。タケダワイナリーのそれは、ドメイヌ・タケダ《キュベ・ヨシコ》と名づけられました。キュベとは、意訳すればその人のために造ったとでも言えるでしょうか。この名を決めたのは、他ならぬ重信でした。
VOL.5へ続く・・・
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