Winery通信 SUMMER Vol.80
先日、「届いたワインのコルクが飛び出している」とご購入いただいたお客様よりご連絡がありました。商品を返送いただき化学分析と官能分析を行いましたが、数値や味など品質に大きな変化はなく、ワインの異常が原因とは考えにくいものでした。以前にも、ワインが凍って膨張しコルクが飛び出す事故があり、今回も同様の現象かと思われます。弊社では、お客様への配送は品質管理の観点からすべて冷蔵便を利用しております。その際、冷風機の吹き出し口近くに置かれたり、誤って冷凍便に入れられたりし、ワインが凍ってしまった事が何度かありました。
ですが、今回は商品がお客様の元へ届いてからすぐに箱を開封せず、しばらくそのまま保管されていた様です。開封して飛び出しに気づいた時には、時間が経過していて実際に凍っていたり、箱が濡れているなどの確認ができませんでした。そのため、はっきりした原因の特定とはなりませんでした。
そこで、お客様に改めてお願いがございます。ご注文の商品がお手元に届きましたら、可能な限り早めに箱を開封いただき、商品の確認を行っていただきたいと存じます。万が一商品に不具合などございましたら、すぐにお申し付けください。お飲みになるのがしばらく先などご都合もあるかと思いますが、ご協力をお願いできますと幸いです。
タケダワイナリーでは、お客様にご満足いただける商品を良い状態でお届けするのが大きな責務と思っております。今回の事を受け、運送会社と一緒に原因究明と改善策を検討しているところです。
※画像のような異常がある場合には、キャップをはずして確認してください。
菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から高校生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。