ワイナリー通信

こちらもご覧あれ【2020夏】

Winery通信 2020 SUMMER Vol.72

 

家で過ごす時間が増えて持て余している、という方がいらっしゃるかもしれません。弊社社長・岸平典子氏のオススメ本をご紹介します。ワイン片手に読むもよし、がっぷり四つで読むもよし。

「二子玉川物語 バー・リバーサイド2」二子玉川物語.jpg

著:吉村喜彦 ハルキ文庫 定価 594円(税込)

東京は二子玉川にある「バー・リバーサイド」

のマスターとアシスタント、店を訪れる客たちの心優しい交流を描いた小説です。著者の吉村喜彦氏は、NHK-FMの『音楽遊覧飛行~食と音楽で巡る地球の旅』のナビゲーターをなさっていた方。

作中、岸平典子氏をモデルにした女性が登場します。その名も"月子さん"。著者が「あなたがモデル」と典子氏におっしゃったそうなので、間違いありません。

カウンターで出されるお酒と、それに合わせたひと皿が美味しそうなんです。短編5話収録。

 

「麻井宇介セレクション」醸造産業新聞社 麻井宇介コレクション.jpg

「我々醸造家にとってバイブルのような本」と岸平典子社長が言い切る、ワインに関する書物の復刻版。著者はワインの造り手、技術者、指導者、研究者、著述家として多大な影響力を持った麻井宇介こと浅井昭吾氏。2018年公開の映画『ウスケボーイズ』の実在モデルですね。2002年に亡くなられた氏の著書が絶版になっていることを嘆き、再出版を望む若手醸造家たち(岸平典子氏もその一人)の声が形になり、4冊+追想集のボックスとして復刻されました。1『比較ワイン文化考』、2『ワインづくりの四季』、3『酒・戦後・青春』、4『ワインづくりの思想』の四冊に加え、『追想-麻井宇介氏 各界33氏の証言』。追想記には、岸平典子社長も寄稿しています。

このボックスは出版社在庫切れですが、セット内容の各著書については単品で入手できるようです(追想記はありません)。岸平社長イチオシ!

 

「おとなの週末」5月号 講談社 770円(税込)おとなの週末.jpg

曰く"覆面調査で見つけた本当に旨い店が載る「元気が出る食の情報誌」"とホームページのトップにありました。ちなみに5月号は【うなぎ】【寿司】【天ぷら】の"江戸前を食べ尽くす"がテーマ。カラー写真とお店の情報満載。読んでいるこちらもお腹いっぱいになる迫力ある一冊です。

"日本ワインを楽しもう!"で、ワイナリーが2件紹介されています。東京都江東区『清澄白河フジマル醸造所』と『タケダワイナリー』。都会の真ん中にワイナリーがあるんですね。ブリュワリーがたくさんあるのは存じていましたが。美味しい日本ワインを購入できる店や、提供している飲食店も掲載。どうぞご覧ください。

 

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著者プロフィール

菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から高校生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。