Winery通信 AUTUMN Vol.69
例年よりひと月早い6月8日(土)、少し肌寒い小雨のなかでスタートしました。今年は東北・新潟から36ワイナリー(準備中の醸造所を含む)が参加。手作りポップ等で店先を飾りカラフルです。タケダのブースはメインステージ前。ワインバル会場では一番高い場所にあります。
今回のワインリストは『タケダワイナリー』①ブラン②ルージュ③クリオエクストラクシオン、『ペティアン』④ブラン⑤ロゼ、『サンスフル』⑥シードル、そして本日限りの目玉商品『ドメイヌタケダ』⑦アッサンブラージュSP赤2013年です。
午前中はゆったりしたペースでお客様が来店。昼頃から並んでお待ちいただくようになりました。クリオエクストラクシオンが意外と男性にも人気です。アッサンブラージュ赤は日頃からワインをお飲みになっているお客様が多い印象を受けました。一番人気はペティアンブラン。蒸し暑くなった午後に、発泡と酸味のさわやかさが好評でした。夕方のステージでは岸平典子社長と髭男爵のひぐち君のトークショーまでありました。
翌6月9日(日)はワインツーリズム。ワイナリーを訪れながら、葡萄の産地の景観・人・まち、いわば文化そのものを丸ごと味わう旅です。初回の経験をフィードバックし、巡回バスも時刻表通り運行され、ゆっくり楽しむことができたようです。今回私はバスには乗らず、タケダにて皆様をお待ちしておりました。
写真をご覧ください。このズラリと並んだ蔵出しワイン!今日しか飲むことができないアイテムがいっぱいです。基本グラスでの販売ですので、通常ではハードルの高いドメイヌタケダの飲み比べができちゃいます。フードも充実。自家製ハム・ソーセージの有名店「イル コテキーノ」、新庄市の人気ベーカリー「げたぱん」、地元上山市「ドーナツ小屋maaru」、そして村山市「ひつじや」からはいぶりがっこ+クリームチーズに蜂蜜掛けが並びました。え?ドーナツ?って思ったでしょ。ところがこのmaaruさん、"豚もつの白ワイン煮込み"もとっても美味しい酒飲みの友でした。暑い日だったので、タケダワイナリー一升瓶ロゼのかちわり氷入りも人気でしたね。
ツーリズムは県外からのお客様が多いようです。それに、この旅を丸ごと楽しもうという気持ちに溢れているからか、とにかく皆さん元気。売り子の私はしばしばタジタジになりました。
皆さま、遠路上山に足を運んでいただきありがとうございました。産地の空気や水はいかがでしたか?山形弁は聞き取れました?
山形はおいしかったでしょうか。
菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から高校生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。